創生の卵
■重 さ 38.5g
■素 材 アンダラクリスタル(エチオピア産)・木灰
■制作年 2020年7月
【 作品について 】
エチオピア産アンダラクリスタルと木灰で卵を作りました。
卵の中を覗いていると創生という言葉が来ました。無形から有形へ、意識から現実へ、ゼロから生み出る無限の創造の可能性を感じ、作品名を創生の卵にしました。
【 作品誕生の経緯 】
エチオピアのアンダラクリスタルを手にしたとき、なぜか「人類って面白い!」という興味と、もっと人類について知りたいという衝動が体の奥底から込み上げてきてどうしようもありませんでした。思えばエチオピアはあのルーシー(初期人類の骨格化石。全身の約40%にもおよぶ骨がまとまって発見され、ルーシーと名付けられた)が発見された所です。
この原始的な命のエナジーを感じるアンダラクリスタルで人類の子宮を表現した杯を制作しました。卵はその深海の杯やいのちの制作時に生まれた偶然の産物のようなものです。というのも、ポンテ竿と呼ばれる竿にアンダラクリスタルをつけるには竿の先端にも玉状のアンダラクリスタルをつける必要があります。杯を作る工程でたまたま生まれたパーツを見て閃いたので、卵は子宮の杯の続編のようなものです。
この卵は竿につけ回転させながら成形しているので、卵の下部をよく見ると竿の跡がお分かりいただけます。
【 エチオピア産アンダラクリスタルについて 】
アンダラクリスタルはガラス質ですが、そもそもアンダラクリスタルは吹けるものなのか、どういう風になるのか…色々とやってみるしかありませんでした。
やってみると私たちの知るガラスとは性質が大きく異なるものでした。
作るたびに熔ける温度が違う、という摩訶不思議な性質をもっています。熔ける温度が違うということは、毎回ガラスの種類が異なるというぐらい作り手にとっては大きなことです。その点以外にも、冷めるのがとても早かったり、小さい塊より大きい塊状の方が早く熔けるなど、アンダラクリスタルの扱いは臨機応変な素早さと正確さが必要でとても集中力がいる作業となります。
― エチオピア産が貴重な理由 ―
アンダラクリスタルはアメリカ産とインドネシア産のものは市場でよく出回っています。しかしエチオピアでアンダラクリスタルが見つかっているということはあまり知られていません。というのもエチオピアで採掘されたものを輸出するのは大変で、まず市場に出回らないからです。
そんな中、私の友人がエチオピアに赴き、エチオピア政府と交渉をし正式に輸出できる契約を結べました。予防接種を受け現地でお腹をこわし…文字通り体を張ってくれました。ただ、アンダラクリスタルは採掘されてもオパール等が優先的に採掘地から運ばれてくるなどといった事情もあり供給もなかなか安定しないのが現状です。
※アンダラクリスタルは繊細なので優しく丁寧にお取り扱いください。
※ご購入後の責任は一切負いかねます。
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