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いのち

576,400円(税込)

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2020年国際平和美術展出品作品(販売未定)


作品完成年 2020年(杯のみの制作年:2019.6)



【 国際平和美術展 】

芸術家らの平和希求をテーマに、日本国政府をはじめ各都市の美術館や各国の宮殿など世界の主要施設を会場に実施し、多くの人々と平和への想いを交歓する美術展です。

2020年の国際平和美術展は京都市(京セラ美術館)とリトアニアのビリニュス旧市庁舎が会場として選ばれました。ビリニュスにはユダヤ人に日本通過ビザを発給し多くの人々を助けた杉原千畝さんを顕彰する記念碑が建立されています。杉原千畝さんがユダヤ人に発行したビザは命のビザと呼ばれ、2020年はいのちのビザ発給80周年の年でした。

リトアニア会場には杉原記念館館長を初め、在リトアニア日本国大使館特命全権大使、リトアニア国立美術館館長、リトアニア国立カルチャーセンター長によってテープカットが行われ、ビリニュス市内にある杉原桜公園にサトザクラを植樹、リトアニアの杉原記念館より感謝状を拝受いたしました。



【 作品について 】

人類の子宮を表現した杯です。

エチオピア産のアンダラクリスタルに木の灰を加えて制作しました。人類の種を感じるエチオピア産のアンダラクリスタルに地球の要素である木と交わったことで受胎した子宮を感じます。

ガラスケースの中に人類の子宮が入っています。中を覗くと三面鏡のように映るので横にも奥にも子宮が幾つにも見え、人類の命の広がりを見ることができます。
点滅するやわらかな光は鼓動を表現しています。

私たち人類は家族、という想いを表現しました。



【 作品誕生の経緯 】

― 湧き上がる衝動 ―

エチオピアのアンダラクリスタルを手にしたとき、なぜか「人類って面白い!」という興味と、もっと人類について知りたいという衝動が体の奥底から込み上げてきてどうしようもありませんでした。
思えばエチオピアはあのルーシー(初期人類の骨格化石。全身の約40%にもおよぶ骨がまとまって発見され、ルーシーと名付けられた)が発見された所です。この原始的な命のエナジーを感じるアンダラクリスタルで私たち人類の子宮を作ったら、その命のお水は一体どんなだろうと居ても立っても居られませんでした。


― 子宮 ―

優勝カップのような杯のカタチは子宮をディフォルメしたものです。取っ手は卵巣と卵管。
杯に水を入れるということは、子宮に生命の水、命が宿るという行為。


― 受胎 ―

杯の制作に取り掛かる前、アンダラクリスタルと同調し感じてみました。そこで、木を入れるというアイデアがスッときました。80年ほど前から受け継がれてきているブナ科の木灰があったのでそれを使用することにしました。アンダラクリスタルが熱くなっているとき、魔法の粉のように灰を振りかけています。

エチオピアのアンダラクリスタルは風のようでもあり精子のようでもあると感じます。そのアンダラクリスタルが木の灰という大地の要素と交わるとアンダラクリスタルは一気に変わります。色など見た目こそ同じですが、「在る」という存在感に圧倒されます。手にすると言葉にならない純粋な愛の感情と感謝が湧き上ってきました。



【 子宮づくり 】

ー エチオピア産アンダラクリスタルについて ー

アンダラクリスタルはガラス質ですが、そもそもアンダラクリスタルは吹けるものなのか、どういう風になるのか…色々とやってみるしかありませんでした。

やってみると私たちの知るガラスとは性質が大きく異なるものでした。

作るたびに熔ける温度が違う、という摩訶不思議な性質をもっています。熔ける温度が違うということは、毎回ガラスの種類が異なるというぐらい作り手にとっては大きなことです。その点以外にも、取っ手部分は曲げているうちに冷めて固まってしまうほどあっという間に冷めてしまう性質があり、アンダラクリスタルの扱いは素早さと正確さが必要でとても集中力がいる作業となります。


― エチオピア産が貴重な理由 ―

アンダラクリスタルはアメリカ産とインドネシア産のものは市場でよく出回っています。しかしエチオピアでアンダラクリスタルが見つかっているということはあまり知られていません。というのもエチオピアで採掘されたものを輸出するのは大変で、まず市場に出回らないからです。

そんな中、私の友人がエチオピアに赴き、エチオピア政府と交渉をし正式に輸出できる契約を結べました。予防接種を受け現地でお腹をこわし…文字通り体を張ってくれました。ただ、アンダラクリスタルは採掘されてもオパール等が優先的に採掘地から運ばれてくるなどといった事情もあり供給もなかなか安定しないのが現状です。


ー 宙吹き技法 ー

この子宮はガラス質のアンダラクリスタルを宙吹き技法により制作しました。

熱くなったアンダラクリスタルに空中で竿に息を吹き込み、遠心力を利用し、回しながら成形する宙吹き技法で作りました。型を使う型吹き技法より、より自由で個性のある仕上がりです。

杯の大きさは実際の子宮とほぼ同じサイズです。杯の底は厚くしてあるので安定感があります。



※アンダラクリスタルは繊細なので優しく丁寧にお取り扱いください。
※杯で水を飲む等、自己責任でご使用ください。
※ご購入後の責任は一切負いかねます。

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