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深海の杯

200,970円(税込)

在庫状況 1個

購入数
■大きさ 約高さ80mm・口の広さ外径45mm・口の厚さ3mm
■重 さ 184g
■素 材 アンダラクリスタル(エチオピア産)・木灰
■技 法 宙吹き
■制作年 2019.10



【 作品について 】

人類の子宮を表現した杯です。

エチオピア産のアンダラクリスタルに木の灰を加えて制作しました。人類の種を感じるエチオピア産のアンダラクリスタルに地球の要素である木と交わったことで受胎した子宮を感じます。

体が緑色の中に溶けていくような錯覚を覚えるほど美しい光の色です。緑色の中に木灰があり、杯を見ていると不思議な世界に入り込んでいきます。それは深い海にゆらゆらと気持ちよく抱かれているような、沈んでいくような感覚で、胎児にかえったような深い安心感があります。
深海という作品名は胎児の頃の感覚的記憶からつけました。



【 作品誕生の経緯 】

― 湧き上がる衝動 ―

エチオピアのアンダラクリスタルを手にしたとき、なぜか「人類って面白い!」という興味と、もっと人類について知りたいという衝動が体の奥底から込み上げてきてどうしようもありませんでした。
思えばエチオピアはあのルーシー(初期人類の骨格化石。全身の約40%にもおよぶ骨がまとまって発見され、ルーシーと名付けられた)が発見された所です。

この原始的な命のエナジーを感じるアンダラクリスタルで私たち人類の子宮を作ったら、その命のお水は一体どんなだろうと居ても立っても居られませんでした。


― 形 ―

優勝カップのような杯のカタチは子宮をディフォルメしたものです。取っ手は卵巣と卵管。
杯に水を注ぐ行為は子宮に生命の水、命が宿るということ。


― 受胎 ―

杯の制作に取り掛かる前、アンダラクリスタルと同調し感じてみました。そこで、木を入れるというアイデアがスッときました。80年ほど前から受け継がれてきているブナ科の木灰があったのでそれを使用することにしました。アンダラクリスタルが熱くなっているとき、魔法の粉のように灰を振りかけています。

エチオピアのアンダラクリスタルは風のようでもあり精子のようでもあると感じます。そのアンダラクリスタルが木の灰という大地の要素と交わるとアンダラクリスタルは一気に変わります。色など見た目こそ同じですが、「在る」という存在感に圧倒されます。手にすると言葉にならない純粋な愛の感情と感謝が湧き上ってきました。



【 子宮づくり 】

ー エチオピア産アンダラクリスタルについて ー

アンダラクリスタルはガラス質ですが、そもそもアンダラクリスタルは吹けるものなのか、どういう風になるのか…色々とやってみるしかありませんでした。

やってみると私たちの知るガラスとは性質が大きく異なるものでした。

作るたびに熔ける温度が違う、という摩訶不思議な性質をもっています。熔ける温度が違うということは、毎回ガラスの種類が異なるというぐらい作り手にとっては大きなことです。その点以外にも、取っ手部分は曲げているうちに冷めて固まってしまうほどあっという間に冷める性質があり、アンダラクリスタルの扱いは素早さと正確さが必要でとても集中力がいる作業となります。


― エチオピア産が貴重な理由 ―

アンダラクリスタルはアメリカ産とインドネシア産のものは市場でよく出回っています。しかしエチオピアでアンダラクリスタルが見つかっているということはあまり知られていません。というのもエチオピアで採掘されたものを輸出するのは大変で、まず市場に出回らないからです。

そんな中、私の友人がエチオピアに赴き、エチオピア政府と交渉をし正式に輸出できる契約を結べました。予防接種を受け現地でお腹をこわし…文字通り体を張ってくれました。ただ、アンダラクリスタルは採掘されてもオパール等が優先的に採掘地から運ばれてくるなどといった事情もあり供給もなかなか安定しないのが現状です。


ー 宙吹き技法 ー

この杯は宙吹き技法により制作しました。

熱くなったアンダラクリスタルに空中で竿に息を吹き込み、遠心力を利用し回しながら成形していきます。型を使う型吹き技法より、より自由で個性のある仕上がりです。

杯の大きさは実際の子宮とほぼ同じサイズです。杯の底は厚くしてあるので安定感があります。



※アンダラクリスタルは繊細なので優しく丁寧にお取り扱いください。
※杯で水を飲む等、自己責任でご使用ください。
※ご購入後の責任は一切負いかねます。

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